コー匕ーが水分補給に向かないと言われている1つの理由
          「毎朝コーヒーを飲むのが日課だ」
          「仕事の休憩中に缶コーヒーをよく飲む」
          
          そんな方も多いことでしょう。
          
          しかし嗜好品として飲む分には問題のないことなのですが、これを水分補給目的として飲むのであればちょっと考えものですよ。
          コーヒーには水分補給に向いていない飲み物なのです。
          
          今回はコーヒーがなぜ水分補給に向いていないのかを、詳しくご紹介していきましょう。
        
コーヒーが水分補給に向かない最大の理由

問題は「カフェイン」
          コーヒーが水分補給に向いていない最大の理由、それがコーヒーに含まれるカフェインです。
          
          このカフェインに覚醒作用があることはみなさんご存知のことでしょう。
          しかし水分補給という観点で言えば、問題なのは覚醒作用ではなく、カフェインによってもたらされる利尿作用です。
          
          カフェインによる利尿作用は「本来であれば必要な体内の水分をも排出してしまう」という決して体には良くないものです。
          
          例えばカリウムという成分にも利尿作用がありますが、これは「体内で余分な水分を排出する」利尿作用です。
          そのため体内に余分な水分がなければ、利尿作用は働かず尿意を感じることはありません。
          
          しかしカフェインの利尿作用は「出してはいけない分まで排出してしまう」ものです。
          そんな利尿作用があるコーヒーが水分補給に向いているかと言えば…
          あまりおすすめできるものではないことがお分かり頂けるでしょう。
        
コーヒー以外にもカフェインは含まれてはいる
カフェインはコーヒーのみに含まれるものではありません。 茶葉で作られるお茶にも含まれています。 ここでそれぞれの飲み物にどれだけのカフェインが含まれているか見てみましょう。 下記の表は、100g中に含まれるカフェイン含有量を表したものです。
| 種類 | カフェイン量 | 
|---|---|
| レギュラーコーヒー | 0.06g | 
| インスタントコーヒー | 0.06g | 
| 紅茶 | 0.03g | 
| 煎茶 | 0.02g | 
| ウーロン茶 | 0.02g | 
          いかがでしょうか。
          コーヒーはお茶に比べ、倍以上のカフェインが含まれていることがわかりますね。
          コーヒーによる利尿作用は、他の飲み物に比べ非常に強いものなのです。
        
「水分補給に向いていない」≒「水分補給ができない」

コーヒーによる水分補給も可能
          「利尿作用があるから水分補給に向いていない」
          
          そうお伝えしてきましたが、だからといって出来ないわけではありません。
          向いていないだけで、水分補給することは出来るのです。
          
          この「向いていない」けど「水分補給は出来る」の理由は、下記の表を見て頂ければわかるかと思います。
          
          コーヒーは品種や収穫地、精製方法や焙煎方法によって成分が変わりますが、今回は一般的なブラックコーヒー100gあたりに含まれている成分を見てみましょう。
        
| カロリー | 4kcal | 
|---|---|
| 水分 | 98.6g | 
| たんぱく質 | 0.2g | 
| 脂質 | 微量 | 
| 炭水化物 | 0.7g | 
| 灰分 | 0.2g | 
| カルシウム | 2mg | 
| リン | 7mg | 
| 鉄分 | 微量 | 
| ナトリウム | 1mg | 
| カリウム | 65mg | 
| ビタミンB2 | 0.01g | 
| ナイアシン | 0.8mg | 
          汗をたくさんかく時など「塩分も一緒に摂取すると良い」というのはもはや常識となってきましたが、コーヒーにもナトリウム(塩分)は含まれているのです。
          しかもミネラルウォーターなどに含まれているカルシウムやカリウムも同じく含まれています。
          
          またカフェインは含まれているものの98%は水分で出来ているのですから、これで「水分補給ができない」なんてことはありえません。
          
          しかし98%の水分を摂ったとしても、利尿作用により多くが排出されてしまうことは確かです。
          あくまでも「出来るけど向いていない」ということを忘れてはいけません。
          「コーヒーのみでの水分補給」は決しておすすめできるものではないのです。
        
コーヒーは体に良い?悪い?

コーヒーのメリット
          コーヒーには体に良い作用があることも確認されています。
          
          例えばその香りにはリラックス効果があることがわかっていますし、脂肪の燃焼を助けるためダイエットの助けとなることも有名です。
          また抗酸化作用があるので、アンチエイジングにも効果的なんですよ。
        
コーヒーのデメリット
          覚醒作用があるため睡眠の質が下がること、そして今回ご紹介している強い利尿作用があること以外にも、コーヒーにはデメリットがあります。
          
          刺激物であるため胃が荒れやすくなりますし、利尿作用があるため慢性的な脱水症状になりやすく、便秘や腹痛、吐き気を催すこともあります。
          
          またカフェインの過剰摂取は不整脈の原因ともなり、心臓に負担をかけることもあるのです。
        
コーヒーは1日2杯~3杯程度にしておこう

          今回ご紹介したように、コーヒーで水分補給することは可能です。
          可能ですが、決しておすすめできるものではありません。
          
          それはコーヒーに多く含まれるカフェインが原因でしたね。
          強い利尿作用があるため、せっかく飲んだ水分もその多くは排出されてしまうのです。
          
          ちなみにカフェインは、少量の摂取であれば病気のリスクを下げるものだとされています。
          
          現に国立がん研究センターや東京大学研究チームが発表したデータによりますと、40~69歳の男女9万人に対して調査を行った結果、カフェインを摂取しない人に比べて日常的にカフェインを摂取している人の方が、死亡リスクが24%も低いということがわかっているんですよ。
          
          しかし大量に摂取してしまえば、カフェイン中毒のため死亡するケースだってあるのです。
          
          コーヒーは1日2杯~3杯程度楽しむ程度に抑え、水分補給はコーヒー以外にも水をきちんと飲むようにしましょう。
        
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